安価なSSDには引火点をどうぞ。

最近、SSDが安価になっている。32GBモデルなんかは6k円程度で買える事も多い。しかし上位モデルは同じ容量でも倍以上の値が付いている。なぜだろうか?
言うまでも無く、信頼性やアクセス速度において上位モデルは勝っている。しかし一番大きい理由は、安価なSSDを使用する場合に発生する現象―通称プチフリ―の存在だろうと推測している。
プチフリとは、Windows起動時等のランダムアクセスが頻発する状況下において、PCが(短ければ数秒、長ければ数分間)フリーズする現象だ。これは安価なSSDを使用した場合に発生しやすい。HDDのような物理的機構を持たないSSDは原理的にランダムアクセスに強いはずなのだが、これはいったいどうしたことだろうか?
答えは半導体メモリの基本構造が握っている。実は、SSDを含めて現在の半導体メモリはある決まったデータ量毎でなければデータの操作を出来ないのだ。安価で大容量が実現できるNAND構造のメモリの場合には特にそれが顕著になる。最大8kB程度の「ページ」という単位での読み込み操作と16~64ページを纏めた「ブロック」という単位での消去操作を組み合わせてOSからの要求を実現する事になるのだ。しかも、ページへの書き込みをするにはページが白紙状態、つまり消去されている必要がある。例えばOSから4kBのデータ変更を要求されたとしても、直接操作する事ができないので次の手段をとる必要がある。
- そのデータが含まれているブロックのデータを一時的なバッファに退避する。
- ブロック全体を消去する。
- バッファの中で退避したデータを書き換える。
- 書き換えたデータを元のブロックに書き込む
これでは、ページサイズが4kB、16ページで1ブロックだったとしても本来の16倍程度の操作をしていることになる。見かけの上では1/16に性能が変化してしまうのだ。この半導体メモリとしてのランダムアクセスへの弱さがプチフリの原因と言われている。
上位モデルのSSDでは内部にそれなりの容量の別のバッファが用意されていて、それが一杯になった時点で実際に書き込みが行われる。これなら極小サイズの書き込みが頻発しても、性能の低下は最低限に抑えられる。問題は安価なSSDだ。価格を抑えるためにバッファ容量が抑えられているか、もしくは存在しない。
これを解決してくれるのがflashpointというシロモノである。これはOSからの読み書き命令を一時的にメモリ上に退避し、ある程度溜まってからSSDが高速で動作できるように変換した上で実際の読み書きを行う動作をする。つまり上位のSSDに搭載されているバッファの役目を肩代わりする為の物なのだ。
これの欠点は動作条件が多少厳しい事だろうか。WindowsXP以外の対応OSが今のところ無い。Vista乙というわけだ。Linuxも勿論非対応。加えて、現在のリリースはベータ版で、頻繁に修正が行われている。多くのハードウェアでは正常に動作するようだが、一部の限られたハードウェアではOSが不安定になる、起動不能などの致命的な状況が発生するらしい。間違っても仕事用のPCに入れてはいけないのだ。
で、気になる効果の程だが…私の環境におけるCrystalDiskMarkの結果では4KBランダムライトが0.5MB/s→11.3MB/sと大きな伸びを示し、他の値は特に目立った変化が無かった。OSの起動時間もかなり短縮されて、BIOSパスワードを入力してからIEでサイトを開けるようになるまでが50秒足らずとなった。導入前は2分ほど掛かっていたのだが・・・!
というわけで、人柱覚悟の人はflashpointと安価なSSDの組み合わせを試して欲しい。多くの方は歓喜を、一部の方は絶望を喫するだろう・・・えーと、最大多数の最大幸福? とりあえず試す価値くらいは有るだろうと推測する。
とりあえずお勧め教えて^^
Cに使いたいと思ってるんで
( ´ー`)y-~~
使っているSSDが一種類しかないので、特にオススメといえるやつは無いです。
すいません><。